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月の兎、不老長寿の仙薬を作る

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先月となりましたが、地元の考古博物館で中国古代鏡の展示があり、行ってきました。

ひとつ前のブログ投稿写真はその展示物の唐時代、紀元9世紀の古代鏡です。
再掲します。
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展示案内より
〈月宮図鏡〉

『円形の鏡を月に見立て月に関する伝説を題材にした鏡である。

右端の仙女は西王母で、ウサギに臼で不老長寿の薬を作らせている。

左端の天女は嫦娥(じょうが)である。
彼女は不老長寿の薬を夫から盗み、一人で月に上がるが、罰としてヒキガエルに姿を変えられてしまった。
ヒキガエルは漢代から月の精と考えられており、二千年前から続く組み合わせである。』

日本の月のウサギは餅をついていると言われますが、古代中国では不老長寿の薬を作っているのですね。

紀元前1700年の夏の時代の青銅鏡や、まさしく卑弥呼の時代、2、3世紀の古代鏡、螺鈿を張り詰めた西域の香りのする古代鏡など、素晴らしいコレクションでした。
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時を経ても美しく心をとらわれる古代鏡…なんとも魅惑的な、と思って見ているとこんな説明書きが目に留まって…

『秦の始皇帝の咸陽宮に置かれていた高さ133㎝、幅90㎝という巨大な鏡は、内臓や病を映し出し、さらには女性の邪心をも見破る事が出来たという…』

なるほど…f^_^;)

鏡の魔力、写すものは姿形だけでないと。

最初の写真の銅鐸で祈るシャーマンは、
鏡の祭祀の前の時代の巫女です。
ここの考古博物館の常設展示はかなり見応えがありました。


丹を塗られ古墳に埋葬された古代女性首長も、そのままガラスケースの中に納まっています。

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銅鐸祭祀から鏡の祭祀へ。